11月11日・20日:カリフォルニアのディアブロ・キャニオン原発立地地域のチュマシュ族について学ぶイベント

カリフォルニアで唯一残っている原発、ディアブロ・キャニオン原発ですが、この原発の土地はチュマシュというインディアンの土地です。現地在住で、連邦政府認定部族Santa Ynez Band of Chumash Indians部族政府内環境課中村あゆみさんによるプレゼンが11日はみんたる、20日には北大で行われます。原発のことはメインではないかもしれないけど、超参加おすすめです。

この流れで12月初旬は現地で行われるディアブロ・キャニオン廃炉祈願断食に合わせたちょっとした応援イベントをやろうかなーと思ってますので、企画に興味のある方、ぜひぜひ11日にみんたるでお会いしましょう!(萩谷が札幌に被ばくを理由に移住したために、今後札幌関係の情報が増えていくと思います。ハイ・パワー関係が停滞しててごめんなさい!)

カリフォルニア・ネイティブ チュマッシュ・インディアンズ ナゥ!

11月11日(火)19:00〜 @フェアトレード雑貨&レストランみんたる ( 〒001-0014 北海道札幌市北区北14条西3丁目2−19) ONE DRINK ¥500 + カンパ

10704037_831310376889039_4490367824393126514_nカリフォルニア州中南西部をホームランドとするチュマッシュ・インディアンズは北米でもっとも古い民族のうちの一つで、様々な言語・政治・文化・その他の グループを有する洗練された伝統を保持する先住民族です。その中には、連邦政府認定部族、州政府認定部族、グラスルーツで認定を拒否する集団、垣根を越え チュマッシュ全体として活動する組織など、複雑かつユニークな重層的先住民族運動を現在展開しています。渡米後すぐに様々なチュマッシュと関わり始め、連 邦政府認定部族政府の環境課にて文化生態系復元とビデオ制作担当として勤務中の発表者が、そんな現代のチュマッシュ先住民族の現状をリポートします。

11月20日(木)18:00〜 @ 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション棟605号(〒060-0808 北海道札幌市北区北8条西5丁目) 参加費無料

10670065_835930886426988_3698362318366612212_n『チュマッシュ・インディアンズとコミュニティ構築』というテーマで重層的、複雑な政治・経済・文化・言語・社会構成を持ちつつ先住民族権利回復運動を展開しているチュマッシュのコミュニティについてリポートです。

発表者中村あゆみさんの略歴

ナカムラアユミ;京都生まれ。1996〜2009年、オホーツク紋別にて漁業、林業に従事。2008年、宗谷岬から対雁までの樺太アイヌ強制移住ルートを 1ヶ月かけ徒歩で辿った[Pirka Kewtum Apkas]の事務局。2009年渡米。サンタ・バーバラ市立大学環境園芸学部復元生態学全コース終了。連邦政府認定部族Santa Ynez Band of Chumash Indians部族政府内環境課にて勤続2年目。

【報告】インドの反原発映画「ハイ・パワー:大いなる力」ツアーが無事終わりました

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お陰様でインドの反原発映画「ハイ・パワー:大いなる力」の上映会およびプラディープ・インドゥルカー監督の講演会が無事に終了いたしましたことを、遅ればせながらご報告いたします。

このツアーは、プラディープ・インドゥルカー監督自身が来日を決定したことに始まります。カリフォルニアの上映会でご縁の出来た私が、東京で二三ヶ所上映会をさせて頂く予定でしたが、「誰か知ってますか?」「日本は英語は通じませんよ」とツッコミを入れている間に、いつのまにか通訳兼コーディネーターとして、監督の上映会・講演会の全行程に付き添いをさせていただくことになりました。道中の出会いや、文化的交流や日々の葛藤(!!)などは、後日更新するとして、ざっくりとまとめさせていただきます。

開催期間:2014年7月17日〜8月26日
上映・講演会場数:23回(大阪、東京、神奈川、福島、山口、京都、神戸、長野、群馬、北海道)
観客動員数:約600名

全国での上映会と講演会・交流会では、以下の点について、活発な議論を行うことができました。

  1. 日印原子力協定の問題点(米印原子力協定や、1984年ゴパールガス爆発事故の経験も踏まえて)
  2. インドにおけるトリウム発電政策やエネルギー政策の歴史と現状
  3. 建設中のジャイタプール原発立地地域での人々の抵抗運動
  4. ジャイタプール原発立地地域近海である西ガットの海洋環境破壊の現状と課題
  5. タラプール原発の現状と、3.11前の日本の原発立地地域との共通点
  6. インドにおける福島第一原発事故についての隠蔽

また、このツアーやクマール・スンダラムさんの来日講演会などを通じて日印原子力協定の重要性についてもお知らせすることができ、京都や東京でモディ首相来日に合わせてアクションも行われました。オーガナイズしてくださった皆様に感謝しています。インドゥルカー監督からも、ジャイタプール原発立地現地で、福島事故後の日本での体験をさっそくプレゼンし、日本の皆さんからサインをしていただいた横断幕も届けられたとのことです。

今後はこのツアーでつながることの出来たご縁を大切にしながら、反核の活動をBad Seaweedとしてもぼちぼちやっていきたいと思います。

メディア

東京新聞さん、北海道新聞さん、週刊金曜日さんから取材をしていただき、またスナメリチャンネルさん、IWJさん、また独立メディアの皆さんによる中継・録画などもしていただきましたので、これは後日シェアをさせていただきますので、ご期待ください。

運営状態

各会場にて、主催者の方には監督への謝礼を1万円~1万5千円ほどいただきました。また通訳の萩谷宛にカンパを頂きました。日本語版DVDの収益は全て監督へのカンパとさせていただきました。交通費を別途でカンパしていただいたこともありましたが、途中の交通手段の変更や宿の関係もあり、7万円ほどの赤字が出ております。赤字分の回収については、日本語字幕(改訂版)のDVD(もちろん上映権つき!)販売で行っていきたいと思います。

監督の講演会や質疑応答の書き起こしをボランティアでしてくださる方を募集しています!お礼として完成後にDVDを差し上げます!詳しくはこちらから

Special Thanks

今回の上映ツアーでは、日本そして世界で核のない世界を創っている人々のネットワークによって導いていただきました。
まずDVDや広告製作段階で翻訳やデザインなどでお世話になった皆様にお礼を申し上げます。
名取 ともえ様 (Tomoe Natori)
常松 聡子様 (Satoko Tsunematsu)
殿平 有子様 (Yuko Tonohira)
萩谷 海 (Umi Hagitani)

そして、日本での広報、会場や宿泊先の手配など、様々な形でご協力いただいた現地コーディネーターの皆様に、心よりお礼を申し上げます。皆様のお助けなしでは成し得ないことばかりでした。
星川 まり様 (Mari Hoshikawa)
宇野田 陽子様 (Yoko Unoda)
佐藤大介様 (Daisuke Sato)
今岡 良子様 (Ryoko Imaoka)
松本恵美様 (Ami Matsumoto)
安積 宇宙様 (Umi Asaka)
藤井 千賀子様 (Chikako Fujii)
藤田 康祐樹様 (Yasuyuki Fujita)
相川 明子様 (Akiko Aikawa)
崔 勝久様 (Seungkoo Choi)
福永 正明様 (Masaaki Fukunaga)
西山 千嘉子様 (Chikako Nishiyama)
植松 明子様 (Akiko Uematsu)
「ドン★弥五郎」松永 隼人様 (Hayato Matsunaga)
ラン・ズウィンゲンバーグ様 (Ran Zweingenberg)
クマール・スンダラム様 (Kumar Sundaram)
小檜山 源の助様 (Gennosuke Kobiyama)
らんぼう様 (Ranbow)
藤村 伸二様 (Shinji Fujimura)
松村 志保様 (Shiho Matsumura)
岡林 信一様 (Shinichi Okabayashi)
チェイス・洋子様 (Yoko Chase)
小森佳美 様 (Yoshimi Komori)
辰巳 玲子様 (Reiko Tatsumi)
藤原 節男様 (Setsuo Fujiwara)
木村 雅英様 (Masahide Kimura)
山上 千尋様 (Chihiro Yamagami)
スニール・ラトール様 (Sunil Rathore)
安斎 由紀子様 (Yukiko Anzai)
浅井幹雄様 (Mikio Asai)
安田行純様 (Gyojun Yasuda)
矢向 由季様 (Yuki Yako)

そして私事ですが、私(萩谷)が北海道への避難・移住を行ったために、更新を怠っておりました。ご心配・ご迷惑をおかけした皆様、ごめんなさい。

文責:萩谷海
連絡先:amnioticfluid@gmail.com または090-4026-5974

【募集】インドの反原発映画講演会の文字起こしボランティア募集中

DSCN1393おかげさまで、インドのタラプール原発立地地域を描いたドキュメンタリー映画「ハイ・パワー:大いなる力」の上映ツアーを終えることになりました。映画のDVDを当サイトで続けて販売していくにあたって、監督の講演の録音記録を文字起こししてくださるボランティアの皆様を募集しています。以下をお読みの上、ふるってご応募下さい。

ボランティア内容

講演会の録音音声ファイル(mp3形式)を、司会者、質問者、監督の話していることの日本語訳部分のみを文字起こしして、Wordドキュメントファイルにまとめていただきます。

必要とされるスキル

Word使用経験があり、日本語入力の出来るPC/Macやインターネットへのアクセスのある方

報酬について

申し訳ありませんが、完全ボランティアの無報酬となりますが、「ハイ・パワー:大いなる力」のDVD日本語改訂版が完成した際には、DVDを一枚差し上げます

応募方法

以下を萩谷海(amnioticfluid@gmail.com)までお送りください。
①お名前(ふりがな)
②メールアドレス
③連絡可能な電話番号
④DVDをお送りしていいご住所
また、書き起こしが初めての方や、英語の文字起こしも可能な方はその旨をお書き添えください。

【報告】インド反原発映画「ハイ・パワー…」監督と回る広島・山口

インド最古の原発で、フクシマ原発に使われているGE社のマークIより古い世代のタラプール原発立地地域を描いたドキュメンタリー「ハイ・パワー:大いなる力」の上映ツアー、ついには長州力と安倍晋三(戸籍上)の故郷、山口県・広島をめぐりました。

DSCN23418月5日(後半):祝島を出て、カヤック隊メンバーの山本裕美さんの案内で室津港、田布施地区を回った後は、長州力の故郷である山口県は周南市の徳山駅に向かいました。今回山口県で三箇所(祝島、周南市、美祢市)の上映に至ったのも、偏に川内村の元村議の西山千嘉子さんと、この徳山にある弥五郎ドーナッツの「ドン弥五郎」こと松永隼人さんのおかげです。祝島のひじきをはじめとする、地産地消の材料を使ったオーガニックなドーナッツのみならず、店内では松永さんのお友達の演奏DSCN2343するレゲエが流れており、お友達の作ったふんどし風下着などが販売されていて、友達のネットワークがそこかしこに感じられます。車椅子で利用しやすいイートインスペース(トイレは和式ですが)というのもなかなか珍しいです。着いてすぐにドーナッツとコーヒーをいただきました。ドーナツが美味しい!

DSCN2358上映会には10名ほどの、地元で活動しているみなさんが見えました。上関原発での状況と比較した話、トリウム発電の話だけでなく、監督が作成したジャイタプール原発近郊の生物多様性についてのパワーポイントも初お披露目でした。終了後はオクラと納豆を使った丼をいただきました。「3年経って、反原発運動の盛り上がりが消えつつあるのに、どのようにジャイタプール原発に抗う人々を支援すればいいのか」様々なところで聞かれる質問が、ここでも出てきました。「福島や祝島のことをインドの人々も覚えているし、何かあった時は必ずレポートしています。だから日本でも皆さんがデモする時に、一言でもジャイタプール原発のことを添えて下さい」と監督からのリクエストがありました。弥五郎ドーナッツさんには、あのネイティブ・アメリカンの運動家であるデニス・バンクスさんも訪れてパイプ・セレモニーをしたようですが、ここで監督はお店の黒板にマラティ語で「ようこそ」と書いていました。
話は飛びますが、この日泊めていただいた、徳山駅付近の清水旅館さん、とてもおすすめです。
★弥五郎ドーナッツさんのHPはこちら→ http://yagorodonuts.soreccha.jp/
★清水旅館さんのHPはこちら→ http://nttbj.itp.ne.jp/0834210773/index.html

DSCN23598月6日:朝5時30分に起きて、広島へ向かいました。前日からの大雨で新幹線も普通列車にも遅れが出てしまい、原爆が投下された時間は満員の路面電車にゆられていました。この日の平和記念式典を目指して、世界中から人々が集まっているようで、ドイツ語やフランス語、ロシア語などが車内で飛び交っています。式典から少し離れた原爆ドーム前にも、全国の反原発・反核運動に関わる人々が集会に集合していました。かっぱを着ていて誰が誰だかわからない中、Peace Walkの濱田直翔さんがこれから仲間たちと歩き出すところでした。私たちはたんぽぽ舎や原子力資料情報室の皆さんを見つけ、中国電力本社前まで歩きました。核廃絶と平和のための連合やDianuke.orgの運営を行うクマール・スンダラムさんがかけつけ、日印原子力協定に反対する日本語での力強いアピールを行いました。インドゥルカー監督もアピール。アピール後は皆で弥五郎ドーナッツさんのドーナツを頬張りました。海外からの参加者にも大好評でした。
DSCN2362昼食は日本反核法律家協会(JALANA)の皆さん、そしてマーシャル諸島のみなさんといただきました。オランダのハーグで、マーシャル諸島から核保有国九カ国に対して、国際法上の核軍縮義務に違反していると確認するための訴訟が始まっており、そのアピールで来日された皆さんのお話を伺いました。
★マーシャル諸島を応援するキャンペーンはこちら!→ http://www.nuclearzero.org/jp

DSC_00148月7日:今日はノー・上映会、ノー・イベント、ノー・移動の日。こんな日は何日ぶりでしょうか?午前中は呉市にある海浜公園でのんびりしたり、ジャングルジムで遊んだりして、東京では出来ない大人保養を楽しみました。監督は原爆ドーム、平和記念公園、資料館などを周ったようです。

8月8日:この日は監督と振り返りミーティングをしてから、ゆっくり鈍行に乗って、ふたたび徳山に戻りました。路線図を指さしながら「ここが祝島」と指さしていると、偶然電車に乗っていた方が祝島出身の方で、話が盛り上がりました。徳山からは、またまた弥五郎ドーナツの松永さんにお世話になり、山口県美祢市にあるDSCN2357伝説のまなまなに向かいました。祝島だろうと美祢市だろうと、神出鬼没の松永さんを、質問攻めにしました。3.11前の世界旅行のお話や、山口県と自民党の深い関係、岩国基地や辺野古の話、祝島やドーナッツ屋さん、お子さんの話…聞きたいことがいっぱいあります。
監督に「なぜドーナッツ屋さんを始めたの?」と聞かれた松永さんの答えは「食べ物は全ての基本。一緒に作ったり食べたりすれば、推進派・反対派などを超えたところで繋がれる。お店にも色々な人が集まってきていて、政治的なイベントに関心のないお客さんかと思っていたら、『ハイ・パワー…』の上映会に見にきてくれましたよ」と教えてくれました。
向かった先美祢市は、数週間前に監督と出向いた靖国神社で見た(買ってない10584075_1441882649420625_2932636503857017958_nし、食べてないです)「国会ねじれ解消餅ー晋ちゃんの野望」の製造の地です。まなまなは山の中にあって、車を降りると日本の夏の虫の音が響いていました。川内村の元村議、西山千嘉子さんも、応援に駆けつけてくださいました。オーナーの源の助さん、ペン子さんから、カレーとチャイをいただいて、14名ほどの皆さんと上映会。参加者の中には元技術者の方や、カリフォルニア出身の方もいらっしゃったので、上映後のトークで話しが弾みました。翌日に嵐が迫っているのを感じたのか、身体が疲れて、とりあえずこの日はバタンキューでした。

【報告】インド反原発映画「ハイ・パワー…」監督と回る祝島・上関・田布施地区

インド最古の原発で、フクシマ原発に使われているGE社のマークIより古い世代のタラプール原発立地地域を描いたドキュメンタリー「ハイ・パワー:大いなる力」の上映ツアー、山口県は祝島での濃い二日間の後編です。(前編はこちら

8月5日:スナメリチャンネルの東条雅之さんの計らいで、朝からインタビュー三昧。
祝島には「地元の人による原発反対運動が盛んな島」というイメージを抱いていましたが、お話を聞くうちに、祝島出身でもUターンで戻った方、また島外出身者で移住した方など、それぞれ島に住む事情は様々であることがわかりました。DSCN2326
まず、地元で太陽光発電導入をして農家を営む氏本長一さんと、氏本さんのもとで農業を学んで以来祝島に移り住み、現在はカフェ・小岩井食堂を営む「たかちゃん」こと芳川太佳子さんのお話を聞きました。「私がここに住んでいるのは、反原発運動に加わりたいからではなく、この島の暮らしに本当に惚れ込んだからです。地元で食べられるものを皆で分けあって、こんな豊かな生活が出来るんだぁと希望を持って越してきました。そう思えば、原発も当然いらないですよね」、芳川さんの力強い言葉と共に、彼女が祝島で受け継ぎながら育てている小豆で作ったおしるこがすっと胸に沁みました。
(朱美プルショータムさんがこいわい食堂を取材した記事:http://greenz.jp/2013/11/20/koiwai_restaurant/

DSCN2318福島第一原発事故が起きる直前の2011年2月に、中国電力は上関原発建設予定地の田ノ浦海岸での埋め立て工事を強行し、会場と浜で激しい攻防(海上保安庁と中電の責任ですが)が行われました。祝島の漁師さんたちと、カヤック隊のメンバーからその時のお話を伺いました。柏崎刈羽原発への出稼ぎ経験もあるひさぼうさんが、「祝島には原発作業員として働いた経験のある者も沢山いるから、原発の恐ろしさというのはよくわかっているんだよ」と教えてくれました。釜ヶ崎でも感じたように、原発は立地地域と電気のエンドユーザーだけではなく、様々な地域のひとびとを何重にも巻き込んで苦しめるシステムだと感じました。
(上関原発建設反対運動についての詳しい経緯・支援はこちらで→http://stop-kaminoseki.net/)

DSCN2336祝島に別れを告げ、午後は祝島のカヤック隊のメンバーだった山本裕美さんに、室津港と田布施地域を案内していただきました。まずは中国電力のPRセンターへ。PRセンターは、マッサージチェアや血圧計、そして無料の喫茶サービスもあり、夏休みの子どもたちにとって、ゆったりと集まれる憩いの場です。PRセンターの職員の方に、上関原発と島根原発の安全対策について、教えていただきました。おそらく福島事故の後、PRセンターに働く人々にとっても「原発の平和利用と安全性」を説明するのは、相当な試練なのではないかと察しました。
地元の子どもたちが、頭を下げながら「こんな何もないところに、わざわざ遠いところからお越しいただいてありがとうございます」と監督を出迎えてくれて、とても複雑な気持ちになりました。原発はこんなに豊かな島々に住む子どもたちに、「ここにはなにもない」と言わせてしまうのでしょうか。
山本さんから、田ノ浦海岸での攻防だけでなく、建設資材の運び出し阻止を行った場所でのエピソードもうかがう中で、祝島の人々、カヤック隊、そして他の島などの支援者のつながりが見えてきました。島の人たちを島の外のひとびとが支援するという形だけでなく、逆にカヤック隊や島の外の支援者が島の人に助けられた話も学びました。DSCN2340
最後に見せていただいたのは、山本さんとお連れ合いが作っている田んぼ。ここではタニシ農法といって、ふだん害虫扱いされているジャンボタニシを殺さずに除草剤を使わないでお米を育てています。米国のガムのような形をしたタニシの幼虫と、除草剤もないのにまったく雑草も生えない田んぼに驚き、とても興味深く感じました。以前に山本さん(スナメリチャンネルの東条さんや、今後北海道でお世話になる安斎有希子さんたちも)の語る農業の楽しさに影響を受け、少しだけ自分(萩谷)もカリフォルニアで畑の世話を始めたので、今回こうしてみせていただいてとても勉強になりました。絶対上関原発なんて建ててはいけませんね。
(ジャンボタニシ農法について書いてある山本さんのブログではお米も販売しているようです→http://d.hatena.ne.jp/Julen/20120807

【署名】日印原子力協定を放棄せよ! 安倍晋三首相とナレンドラ・モディ首相への国際アピール / Scrap the Japan-India Nuclear Agreement : an international appeal to Prime Minister Shinzo Abe and Narendra Modi

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日本とインドの反核団体などが協働して、日印原子力協定締結に反対する国際アピールしています。カレーはいいけど、原発や核兵器で協定を組んでもだめですね。今この協定がないことによって、ジャイタプール原発の建設も遅れているのです(原子炉内のタービン・シャフトが三菱製であるため)。この協定を通せば、ひいてはアジアに対する核拡散を堂々と許すことになってしまいます。賛同される方は以下のリンクをクリックして、ぜひ署名にご協力ください!
http://www.dianuke.org/scrap-the-japan-india-nuclear-agreement-international-appeal-to-prime-minister-shinzo-abe-and-narendra-modi/

(以下はDianuke.orgからの転載)
日印原子力協定を放棄せよ! 安倍晋三首相とナレンドラ・モディ首相への国際アピール

インドのナレンドラ・モディ首相が、8月末に来日します。そして9月1日に行われる安倍首相との会談では、懸案となっている日本とインドの原子力協 定締結に向けた交渉が一気に進む可能性があります。この問題を懸念する日本、インド、そして世界の市民は、両首相が協定に関する交渉を即刻停止することを 求めます。

この協定は、人々の反対を無視して暴力的に原発を推進しているインドを舞台として、世界の原子力産業に息を吹き返させるものです。そうなれば、福島 原発事故後に積み上げられてきた脱原発の努力は、すべて水泡に帰することになります。さらにこの協定は、インドの核兵器が正当化され、外国から核技術が提 供されるという、受け入れがたい前例を作ることにつながります。

福島第一原発事故は、原発で過酷事故が起きるとその被害が広く深く社会といのちを、未来にわたってむしばみ続けるものであることを世界に知らしめま した。この事故によって、日本国内では原発新規建設や増設は言うまでもなく、既存の原発の再稼働も非常に難しい状態になっています。

国内のこうした状況の中で、安倍首相は斜陽となった日本の原子力産業を延命させるために、諸外国と次々に原子力協定を結び、原発を輸出していこうと しています。すでに多くの原発輸出計画があります。国内では今も福島原発事故によって多くの人々が苦しんでいるというのに、原発事故とその悲惨な結果を経 験した日本が、積極的に原発を輸出しようとするなど、非常に恥ずべきことです。

とりわけ、インドとの原子力協定は多くの受け入れがたい問題をはらんでいます。インドは核兵器を保有しています。そして核不拡散条約に加盟せず2度 の核実験を行いました。日印原子力協定が締結されれば、それは事実上インドの核兵器を正当化することになります。さらには、インドが輸入された原子炉や核 燃料を民生用原子炉に使い、国内で生産されるウランをすべて自由に核兵器製造につぎ込むとしたら、日本から提供された核技術がインドの核兵器拡大を後押し することにつながります。この協定が締結されれば、日本がインドの核兵器製造に関与してしまうことになります。

そのようなことを容認するなら、それは広島と長崎で被爆した人々への冒涜であるだけではなく、世界の核廃絶へ向けた動きの中で日本が果たしてきた役割は地に落ちるでしょう。

安倍首相、あなたはまるで原子力産業の大使であるかのように、各国を歴訪しています。あなたの世界観では、原発や核技術の輸出が日本経済復活のカギ なのでしょう。世界中で「福島原発事故の経験と教訓」「安全な原発の提供が我が国の責務」と語っておられるようですが、まともな教訓を得ていれば、安全な 原子力などというありもしないものに固執し続けるのではなく、詳細で実現可能な避難計画を立てようとするのではないでしょうか。日本の責務は、いかに原発 のない社会を実現していくのかの道筋を行動で示すことであって、米仏の圧力に同調して日印原子力協定に狂奔することではないはずです。インドの原発市場が どれほど利益をもたらすものであっても、それらの原則を破ることは許されません。

モディ首相、インド政府はこれまで「福島原発事故が人々に及ぼす影響はそれほど重要なものではない」という見解を示しています。日本滞在中に福島へ 行って、今も終わっていない原発事故が人々の暮らしをどのように脅かしているのかを、ご自分の目で見てきてください。あなたがもし被害者の立場に立って考 えるなら、原発を推進するという考えはそこで断念されるはずです。被害者の側に立たないならば、福島を語らないでください。

両首相に強く求めます。日印原子力協定の締結に向けたすべての話し合いを放棄し、締結を断念してください。そして、核も原発もない未来を共に目指す と確認してください。福島事故後の世界においては、核も原発もない未来をいかに実現するかについて話し合う英知こそが求められているのです。

Scrap the Japan-India Nuclear Agreement : an international appeal to Prime Minister Shinzo Abe and Narendra Modi

The Indian Prime Minister Narendra Modi is scheduled to visit Japan on the 31st of August. On 1 September Mr. Modi and Japanese PM Mr. Shinzo Abe are expected to finalize the Japan-India Nuclear Cooperation Agreement. We, the concerned citizens and civil society groups of Japan, India and the world urge both the Prime Ministers to immediately terminate the negotiations.

This agreement effectively turns back the wheel of reckoning after Fukushima by rehabilitating global nuclear corporates in India which is violently imposing reactor projects on vulnerable people. Also, it sets an unacceptable precedent by legitimizing India`s nuclear weapons, manufactured by using international nuclear technology.

The nuclear accident at Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant demonstrated to the world that once a nuclear accident occurs, it affects the society and our life far into the future in unexpected and dangerous ways. In the light of this accident, Japan’s plans to build new nuclear power plants are next to impossible, and even restarting the existing reactors is highly objectionable and untenable.

Given these problems in the domestic realm, Mr. Abe has looked abroad to salvage the declining nuclear industry of Japan. The Abe administration has negotiated nuclear corporation agreements with many countries, and currently possesses huge plans to export nuclear technology. Given the current situation of Japan, where people continue to suffer from the unfolding disaster in the Fukushima Daiichi nuclear plant, it is embarrassing that Japan that has experienced the accident and disastrous consequences of this technology is thoughtlessly exporting nuclear technology to other countries.

The Japan-India Nuclear Cooperation Agreement has multiple unacceptable implications. India possesses nuclear weapons, and had tested them twice without joining the Nuclear Nonproliferation Treaty (NPT). Conclusion of the Japan-India Nuclear Cooperation Agreement would be a de-facto legitimization of India’s nuclear arms. Furthermore, Japanese supply of nuclear technology will boost India`s nuclear arsenal as India would use imported reactors and fuel for its civilian reactors and its domestic uranium reserves would be entirely free for weapons production. It implies that by concluding this treaty, Japan would effectively be participating in India’s nuclear weapons program.

If we allow this agreement to be concluded, it would be a sin not only against Hibakushas who survived the a-bombs in Hiroshima and Nagasaki but would also undermine Japan`s role in the world for global nuclear disarmament.

Prime Minister Abe, you are traveling all over the world as an ambassador of the nuclear industry. Export of nuclear technology is the key for Japan’s economic revival in your worldview. You have the penchant for lecturing to the world about the lessons learnt from Fukushima and Japan’s responsibility to provide safe nuclear power plants. However, if there is any lesson to be learnt from Fukushima, it is not to continue with the oxymoron of nuclear safety but for detailed and immediate evacuation plans in Japan. We believe that our primary responsibility is to demonstrate that we can create the world without nuclear power, not to act under pressure from pro-nuke countries like U.S. and France. The lucrative nuclear market in India cannot be allowed to undermine these principles.

Prime Minister Modi, the Indian government has announced that the effects of Fukushima nuclear accident are not “really crucial.” Please visit Fukushima while you are in Japan, and see how people are suffering, see for yourself how this ongoing nuclear accident continues to destroy lives. If you can put yourself in the survivors’ shoes, you will give up your plan to promote more nuclear power. Invoking Fukushima is a cruel joke if you cannot stand on the side of the Fukushima survivors

We request both the Prime Ministers to stop any further discussion on the Japan-India Nuclear Cooperation Agreement, and withdraw from the negotiations. In the post-Fukushima world, it would be more prudent to discuss about creating a future without nuclear weapons and nuclear power.n out of pure human concerns is totally unacceptable.

【報告】インド反原発映画「ハイ・パワー…」ついに祝島でも上映!

インド最古の原発で、フクシマ原発に使われているGE社のマークIより古い世代のタラプール原発立地地域を描いたドキュメンタリー「ハイ・パワー:大いなる力」の上映ツアー、大阪→東京→福島を経験し、ついに山口県祝島へ渡った話のリポート前編です。

DSCN22088月4日:広島から、電車で山口県の柳井港に移動。蓮畑や瀬戸内海の絶景も、重機や製紙工場の合間に並び、その中には日印原子力協定が締結されれば最初に利益を生み出すであろうMITSUBISHIの名前が。柳井港からは一日に3便のフェリーに乗って、祝島に向かいました。2011年2月に激化した、田ノ浦浜での中国電力による強制工事の様子を初め、全世界に祝島のことを伝え続けているスナメリチャンネルの東条雅之さんと監督でがっつりトーク。トリウムを使った発電に馴染みのない私達に、インドでの発電の仕組みについて説明してくれました。なにを隠そう監督は元核エンジニアなので、実際にウラニウムからプルトニウムを取り出すことができるのです。
この日はあいにくの悪天候で、楽しみにしていた月曜デモは中止。それでも周南市の弥五郎ドー10584103_1445152549093635_1950595174255934024_nナッツの店主、ドン弥五郎こと松永隼人さんたちの呼びかけで、40名以上の皆さんに上映会にお越しいただきました。
インドでも日本のどこかで漁民たちが抵抗運動をして長いこと原発建設を止めていると聞いていたので、皆さんにお会いできて感無量です。」「たった450人の島で巨大な電力会社と戦えるのはなぜですか?」いつもはわりと静かな監督が饒舌なのは、インドには漁業権という考え方がないので、土地を持っている農民に比べDSCN2246て、漁民は補償の対象にもならないからです。クダンクラム原発反対運動で海に船を出した人々のことを思いました。上関原発を建てさせない祝島島民の会代表の清水さんからは、53名による補償金の受取拒否、そして島の450名だけでなく、島外に住んでいる人々との連携について教えていただきました。最後は皆で原発反対エイエイオー!で記念撮影。
夜は祝島での脱原発運動に加わりながらバンド活動もするまことさんの、インドでレストランの台所に寝泊まりしながら3ヶ月修行して覚えたという特製カレーをいただきながら、さらに祝島住民に対するSLAPP訴訟について語り合いました。(上関原発建設反対運動についての詳しい経緯はこちらで→http://stop-kaminoseki.net/)